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第5章 five

琉生は勘違いしてる。


したくない訳じゃない。


琉生が他の女の人にも同じように優しくしてたと思うと悲しくなってしまっただけ…。


「違うの…っ」


「何が嫌だったの？教えて？」


「琉生は慣れてるのに私は初めてだったから…っ、」


「え？僕も初めてだよ？」



あれ……？


でも凄い慣れてるような感じだったし…、

私の身体の心配をしてくれたから、他の人も同じように接してたと思ったのに…。


「僕が好きになったのは愛結だけだよ。他の人とエッチしてると思ったの？」


素直に頷けば、琉生は優しくキスをして「そんなの有り得ない」と笑った。