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幼馴染の重すぎる愛
第7章 seven
「ねぇねぇ、愛結ちゃんだよね?」
「え…?」
講義が終わって突然話しかけられたことに動揺してしまった。
「私、詩織っていうの。愛結ちゃんって呼んでもいい?」
「あ、うん…」
私なんかと話して大丈夫なのかな…。
一緒にいたら詩織ちゃんも悪い噂を立てられてしまうかもしれない…。
「やっと愛結ちゃんと話せた!いつも彼氏と一緒にいるからなかなか声掛けられなくて。友達になりたいなぁって思ってたの!」
可愛らしく笑いかけてくれる詩織ちゃんを見ると、なんだか複雑な気持ちになった。
もう裏切られたくないし、こんな可愛い子がブスな私と友達になってくれるはずがない…。