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幼馴染の重すぎる愛
第7章 seven
それからまた色んなことを聞かれた。
デートもあまりした事がないとか、出掛ける時は琉生が一緒にいないと駄目だとか言うと、2人は目を丸くした。
「愛結ちゃん、2人で映画館行ったり遊園地行きたいとか思わないの?」
「うーん…」
「友達が欲しいとかも?」
「また同じことになるくらいなら…いいかな。琉生がいつも一緒にいてくれるから」
私たちの話を聞いていて優斗くんが痺れを切らしたように会話に割り込んできた。
「それ洗脳されてんじゃね?」
「洗脳……?」
「そう。愛結を誰にも取られたくなくてガキの頃から周りに手を打っておいて、自分に依存させてんの。友達すらいなければ頼るのはその男しか居なくなるわけだろ?」
「まさか…そんな訳ないよ」