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第8章 eight

「琉生…？」

「友達って…？誰？」


やっぱり1人にするんじゃなかった。


愛結が1人になれば邪魔な虫が集るに決まってる。


分かっていたことなのに…、でもこれは僕のミスだ…。



「詩織ちゃんっていう子。話しやすくていい子だったよ」


「でも、もし他の子達みたいになったらどうするの？傷つく愛結は見たくないよ」


「でも…っ」


わかってはいるんだ。

ずっと友達はいらないと言っていても、愛結の本心は友達を欲しがっていることくらい。


でも、女であろうと僕から愛結を奪おうとするやつは許さない。