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幼馴染の重すぎる愛
第10章 ten
リビングのドアを開けると、タイミングよく琉生もドアを開けようとしていた。
「丁度愛結を起こしに行こうと思ってたんだ。ご飯できたから食べよう?」
「いつもごめんね」
「僕がやりたくてやってるんだよ。愛結は何も気にしなくていいの」
この会話は何回目だろう。
こんなの親と子供みたい…。
ダイニングテーブルに座って、琉生が作ってくれたご飯を食べているけど、正直身体が辛くて食が進まない。
「愛結?」
いつもと少し違うだけで琉生は直ぐに気付く。
琉生に抱かれていたことはハッキリ覚えてる。
私の身体がいつも以上に熱くておかしかったことも。
あれは何だったんだろう…。