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キミ、拾った。
第8章 最後の…
深呼吸をして、心臓を落ち着けてから
楓はアキの目をじっと見つめた。
少しだけ茶色がかった瞳がクリッとしていて、可愛い。
「アキとずっと一緒に居たいと思ったんだよ。まだまだ子どもみたいに見てたけど。だからセックスしたんだよ。」
アキは下唇噛んで視線を逸らした。

嬉しい。嬉しい。嬉しい。
僕は楓さんに必要とされていた。
自分だけじゃなかった。

目頭が熱くなって、涙がこぼれそうになった。上を向いてごまかそうとしたけど、結局目尻から流れてしまった。
「…泣くなよ。大事にするから。」
「かっ…楓さんカッコイィー…うぅー…」
「そりゃどーも。…でっかくなっても可愛いままでいてね。」
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