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キミ、拾った。
第3章 何ということでしょう
「…ごめんなさい…」
色んな思いを込めて謝罪を口にした。
「どうして?」
「命令されてもいないのに…こんな…僕…我慢ができない子だから…いつも怒られる…」
ごとり。
またか。楓の心が、動いた。
「悪い子だなんて思ってないから。服着なよ…ホラ。」
服をアキに被せようとしたときだった。
「ッア…ン…」
「アキ?どした?」
覗き込んだ顔が、さっきの無邪気にお茶漬けを頬張ってたアキと違った。
目を潤ませて。頬を赤くして…楓は思わず唾を飲んだ。