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キミ、拾った。
第3章 何ということでしょう
タバコの火を消して、楓はアキの腕を引っ張ってベッドへ向かった。
「もう朝なっちゃうよ。仕事がなくてよかった。寝るよ。」
布団に入ると、毛布をあげてアキを呼んだ。
「おいで。…ゆかで寝ると体痛くなるんだよ。」
おずおずと楓の横にもぐりこむと、ぎゅっと楓は抱き寄せた。
「うわっ!」
「寒いでしょ。もっとくっつかないと、隙間できて冷えるんだよ。」
女の人に腕枕してもらうなんて初めてなアキと
男に腕まくらしてやったのなんか始めての楓だった。