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狂愛の巣窟 〜crossing of love〜
第5章 【溺れる覚悟はありますか…】





「ハァハァ、イってもイっても足りないよ、どうしたら良いの」




胸に顔を埋めて肩で息してる。
吐息が乳首に掛かってまだ震えちゃうけど髪を撫でてあげたらその手もキスされた。
ゾクゾクするような上目遣い。




「私も……まだ一颯くんが足りない」




そう微笑むと嬉しそうに目尻を垂らす。
事後のまったりしたキスを繰り返しているとまた鳴り出すインターホン。
気付かなかった、何回か着信も入っていたみたい。
慌てて服を着て出るとそこには一人で立つ理久くんの姿。
有紗は居ない。




「ん…?えっと、有紗来てないよ?」




「いえ、僕だけです」




何だか思い詰めた様子だったのでとりあえず「どうぞ」と中に入れた。




「すみません、こんな時間に突然…」




玄関で一颯くんの靴を見た彼は誰か居るのだと確信したのか、暴走気味に抱き締めてきた。




「え、え、どうしたの?何かあった?」




「ごめんなさい、どうしても会いたくて来ちゃいました……その靴、旦那さんじゃないですよね?」




するとそこに現れた一颯くんが「俺のだよ」と牽制する。
動揺しないのはわかりきっていたからかしら。
スリッパをお出ししてリビングへ上げるといかにも事後です…と言わんばかりのソファーの上を慌てて片す。
キッチンへ行こうとする私を一颯くんが止めた。




「良いから座って」




「え…?お飲み物……」




「良いから」




「…………はい」




目の奥が笑ってないから従わざるを得ない状況。
仕方なく座ろうとしたら「そっちじゃないよ」って、えっ!?
こっちだよ…と自分の隣をポンポンしてくる。
え、でもそっちは……向かい合わせじゃダメなの?




「来て、十和子さん」




だってそっちは必然的に一颯くんと理久くんの間に座らなきゃいけなくなる。
3人掛けソファーだから。
「でも…」と渋らせてもくれないのね。
ストンと座らされる。
広いリビングなのに3人横に並んで座るの!?




「十和子さん」って名前を呼んで顔を向けさせる。
牽制?まだ何も聞いていないのに一颯くんにキスされて抵抗する手は押さえつけられる。
「絶対渡さないから」って言う。
顎持たれて無理やり舌を絡ませてきて。
待って、理久くんの前で何考えてるの?








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