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千年の恋
第30章 口戯
遥人さんの胸の鼓動が手に伝わってくる。

私は指先を唾液で濡らし、再び乳首を愛撫した。はあはあと息を漏らす唇を優しく塞ぎ、舌をからめあわせてながら、乳首を撫で続ける。

「はあっ」

チュッと乳首の中央の小さな先端を吸い上げると、淡い桃色の薄肌がきゅっと縮こまった。

硬くなった尖りを甘噛みしながら反対の乳首を指先でなぶる。

遥人さんはこらえきれないといった様子で首をふる。

みるみるうちにパジャマの股間のあたりが隆起し始めた。

仰向けにし、お腹の下に向かって手のひらを滑らせ、パジャマのズボンとパンツを下ろす。

硬く突き立った性器は大きく、パンツのウエストゴムにひっかからないように脱がせるのに苦労するほどだった。

むき出しになった桃色の性器を眺めながら足の付け根を揉む。

これ以上大きくならないと思ったそれが一層力強く天井に向かって突き立った。

両足を開かせ、肛門まで丸見えの恰好にして、陰嚢を手のひらにのせてみる。

頼りないほど柔らかい袋を手の中でくゆらせると、遥人さんは泣きそうな顔で見下ろしてくる。

その力ない袋を口に含み、中で蠢く硬い睾丸を吸引する。

舌と唇で濡らしながら口の中で転がすと、遥人さんは腰を震わせてはあはあと息を切らした。

見ると性器の先端からたらりと透明な粘液が伝い落ちている。

私はその粘液を、溶けたソフトクリームを舐めるように舌ですくい取った。

先端に唇を当てる。

「あっ」

亀頭を口にすっぽりと含み、舌で甘く刺激する。

「うううっ」

唇をすぼませ、傘と茎の境目を往復する。

「うううううっ」

そのままぐぽっと奥までくわえ込む。

「うっ、あああっ」

その瞬間、喉奥に遥人さんの精液が溢れた。


私は唇をすぼませ、扱きながら、性器を口から抜き取った。

喉の奥までいっぱいにするどろどろの汁を、私は遥人さんを見つめてごくりと飲み込んだ。
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