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第31章 口淫

＝雅紀＝

「多分、今晩よ…もうこれ以上は拒めないわ」

私に組み敷かれた黎佳はそう言って睫毛を伏せた。

「大丈夫だ、黎佳」

私は両手ですくい上げるように黎佳の体を抱き、頬に、首筋に刻印を刻むような接吻をした。

今夜この体が、孫の、遥人のものになる。

そう思うと、嫉妬の焔が体の芯で燃え盛り、その火柱で脳みそが熔かされる。

理性が消え去り、猛々しい嫉妬の鬼と化したように体がわなわな震え、肉棒が奮い立つ。


柔らかく白い肌を晒した黎佳が、私の肉棒を愛おしそうに撫で上げる。

桜色の小さな爪の指先が食い込まんばかりに、私のものを握り締め、私への激しい執着を教えてくれる。

黎佳の手に促され、私は黎佳の顔をまたがるような体勢になった。

長く太く膨らんだ肉棒の先端に、黎佳が口づける。

唇の隙間に肉棒の先端を滑り入れ、私の尻を両手でわし掴み、引き寄せる。

吸引するように肉棒を咥えこみ、黎佳は嗚咽した。

先端が、喉奥にあたる。

黎佳はそれでも頭をあげて私の肉棒をのみこみ、口内の粘膜でさすり上げる。

私は黎佳の髪を優しくつかみ、ゆっくりと腰を落とした。

「おお…」

仰向けの黎佳の口を、熱い肉棒で侵す。

涙ぐむ黎佳の顔を見て、狂おしい欲情に突き上げられる。


───遥人のものになるのならいっそここで、壊してしまいたい。

私は腰を何度も振り下ろした。

黎佳は頭を揺らしながら、私の肉棒に歯を立てないよう唇をすぼめ、喉奥まで届く激しい刺激に呻いている。

黎佳の両手を掴み、頭上で結んで絨毯の上に押さえつけ、一層激しく腰を動かす。

めちゃめちゃにしてやりたい、そう思った瞬間、肉棒を激しいほとばしりが駆け上った。

引き抜いた瞬間、黎佳の美しくゆがんだ顔に白い粘液が飛び、紅く染まった頬や震える睫毛にへばりついた。

黎佳は、粘液にまみれた瞼をうっすらと開いて微笑んでいる。

黎佳を愛しすぎて壊してしまいそうな自分が怖い。

こんどは黎佳を抱きしめ、優しく、どろどろになった花壺を肉棒で愛でた……