この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
千年の恋
第3章 救いの手
おじさまは、一緒に付いてきた羽月さんに何か言っている。

おじさまに抱き上げられた私のおでこやわきの下に、羽月さんが冷たいタオルや氷枕を当ててくれた。

おじさまは私を横抱きにしたままマンションを出て、エントランスに乗り付けてあった車の後部座席に乗り込んだ。


「おじさん、私が死にそうなのどうしてわかったの」

「スミレちゃんから、エアコンがこわれたと聞いていたから。遅くなってごめん。熱はまだあるな…」

おじさまの手が額にのせられた瞬間、私は安心して重くなったまぶたを閉じかけた。

助手席に羽月さんが乗り込んで、おじさまに缶を渡して言った。

「スポーツドリンクです…ストローも無いですが、飲めるでしょうか」

「ああ、なんとかするよ」

おじさまの指示で車が発進した。エアコンからごうごうと音を立てて噴き出す冷気が顔にあたって心地よかった。
/199ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ