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第13章 慰め

おじさまの手が、私の手を導いた。

両手で性器を握らせ、その手を上下に擦るように促した。

手を動かすたびに、まとわりついた粘り気が、ぐちゅっぐちゅっと音を立てる。


「黎佳、黎佳」

私は一心におじさまの性器を愛撫した。


「うっ…はぁっ」

ため息のような吐息をもらすと、おじさまのおなかがびくびくっと震えて、弾けるように性器の先端から白いどろどろの粘液がびゅっと噴き出した。

私は驚いたけれど、その表情からおじさまは気持ちいいのだとわかった。

気持ちよくなってくれてうれしい。私はその粘液を指に絡め、おじさまがしてくれるように舐めた。

少し苦いけど、甘くて、ぬるぬるしているのに口の中がキシキシと擦れるような、初めての味だった。

「黎佳、すまない。お前があまりにも愛おしくて」

おじさまは私を掻き抱いて胸の中に包み込んだ。

「おじさま…」



どんな言葉を伝えたらいいのか分からない。とにかく私はおじさまのそばに居たい。
嬉しいことも悲しいことも、そばで感じたい。
おじさまの悲しみは私の悲しみ。
おじさまの悦びは、私の悦び。
おじさまの体は、私の体。私の体は、おじさまの体。

私は、おじさまと一つになりたい。そう強く願った。