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第23章 蕾

ブラのフロントホックを外すと、小ぶりで柔らかい胸が現れた。

手のひらで包むとふわふわと形を変える乳房は、中年の女性にしては可憐だ。

まるで誰にも探し当てることのできなかった美しい花園に足を踏み入れたような心地だ。

薄い褐色の乳首もやわらかく、舌の動きに合わせてとくにくに動くのが愛らしい。

ながながとねっとりとした接吻を続けながら、乳房を慈しむ。



スカートとストッキングを脱がせ、ショーツの上から触れる。

長い間硬く閉じた蕾は、なかなかほころばなかった。

その頑なさがかえって愛おしく、私を夢中にさせる。

薄い生地が十分な湿り気を帯びたところでショーツの下に指をくぐらせると、ざわっとした感触とともに豊かな陰毛が指先を包んだ。

じっくりと下へと指を滑り下ろせば、膣の周りの陰毛は蜜を滴らせ、海藻のように濡れている。

ぬるぬるした粘液をまとった柔らかい割れ目に指をあてがった。

───この美しい女のこの中に、これまで誰も触れたことがないなんて

そう思うと激しい興奮が体の中を暴れまわる。支配欲が私のものを力強く突き上げた。

ショーツを下ろして足から抜き取り、片足を曲げて持ち上げると同時に入り口に突き立てた。

胸元に、肩に、キスを落とししながら、濡れた先端で割れ目をつつく。

乳房と背中を愛撫し、少しずつ奥へ侵入していく。



知識も経験も豊かな大人の女性の、初めての性体験…このギャップが私を激しく煽った。

彼女の中はきつく、張りがあった。

内側の硬い感触は普段の彼女の印象と全く同じだ。

こりこりとした膣壁をさするように前後させながら深く入り込む。

きつく締め付ける鋭い刺激に、私は早くも射精に耐えなければならなかった。

知性を纏ったほっそりとした顔が紅潮し、目が潤んでいる。艶っぽいその顔にそそられ、思わず顎を甘噛みする。

奥まで収まった私のものはびくびく痙攣しながらその圧迫感に耐えていた。少しでも動かしたら果ててしまいそうだった。紛らわすために頬にキスする。

「そんなに優しくしないで…忘れられなくなってしまう」

「君は最高にいい女だ」

花蕾を指でまさぐりながら、舌を吸う。腰ががくがく痙攣したと思うと、中に納まった私のものをきつく締めあげながら彼女は果てた。

直後私は腰を動かし、彼女の火照った膣壁にまさぐられながら射精した。