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神戸国際投資顧問会社秘話~”オフィスメイド”というご奉仕の形
第6章 オフィスメイド 吉村 麻衣
朝、吉田は、食器が何かに当たる微かな音を、遠くに聞くような感覚を覚え、薄く目を開けた。見回すと、部屋奥のキッチンのドアから、大きなトレイを持った麻衣が、会議机の方に歩いていた。麻衣が、裸のまま、エプロンを着けた姿でいることが分かると、吉田は目を見開いた。吉田の視線を感じた麻衣は、少し慌てる様子で、トレイを会議机に置くと、腕で胸を覆い、恥ずかしそうにうつむいてから、 「お早うございます。」 と、小さな声で言った。
吉田は、麻衣の恥じらいの表情に、異様な興奮を覚え、立ち上がって麻衣のところまで足早に歩くと、いきなり抱きしめて、舌を絡めた。そして、少し意地悪な口調で、 「こんな格好をして。朝から、僕のことを誘っているのかな。」 と言うと、麻衣は、ささやくような声で、 「朝までご一緒して下さって、嬉しくて。ご朝食の時は、この格好がお気に召していただければと・・・。でも、恥ずかしい・・・。」と言って、 その場にしゃがみこんで両手で顔を覆った。