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神戸国際投資顧問会社秘話~”オフィスメイド”というご奉仕の形
第1章 土井社長 ~ 神戸国際投資顧問会社の秘密
「うちの女性社員はオフィスメイドとして大変な秘密を抱えるからね。両親、兄弟はじめ親類縁者は少ない方が安全という考えもあって、そういう、つらい境遇の女性を多く雇ってきたことも確かだ。そういう娘(こ)たちは、考え方もしっかりしているしね。そういう面でも、その娘(こ)は、是非うちの会社にと思うね。このまま進めてくれないか。」
「はい、有り難うございます。それでは、近々にお店の方にお来しをお待ちしています。」
「また連絡するよ。それにしても、ママは逆に、うちの社員から北新地にスカウトされたわけだから、今、自分で言ったように、<人を押しのけてでも>という性格なんだ。」
「まあ、意地悪言わないで下さい。ラ・シンセリテは、社長のところが代々贔屓にして下さって、先代のママが体調を崩されたときに、このまま店を閉めさせてはいけないと、当時、先代の社長さんが一肌脱いで、社員の私を送り込んだんですからね。私としては、オフィスメイドのお役目の続きと思って、こうして尽くしているんですから。」
「はい、有り難うございます。それでは、近々にお店の方にお来しをお待ちしています。」
「また連絡するよ。それにしても、ママは逆に、うちの社員から北新地にスカウトされたわけだから、今、自分で言ったように、<人を押しのけてでも>という性格なんだ。」
「まあ、意地悪言わないで下さい。ラ・シンセリテは、社長のところが代々贔屓にして下さって、先代のママが体調を崩されたときに、このまま店を閉めさせてはいけないと、当時、先代の社長さんが一肌脱いで、社員の私を送り込んだんですからね。私としては、オフィスメイドのお役目の続きと思って、こうして尽くしているんですから。」