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繋がり
第1章 想いのハジマリ

「藍、蒼くんと京平さんよ。仲良くするのよ」
「……うん、よろしく、お願いします」

まだ中学生だった私と蒼は少し気まずそうにお互いを見ていた

「よろしく。藍ちゃん…本当のお父さんだと思って接してくれな。ほら、蒼」
「………よろしく」

ぎこちない雰囲気だったと思う。


蒼は、昔から人見知りで無表情な感じだった
でも京平さんは優しかったな。

「…京平さん……よろしくね」
「あぁ、真由子さん。幸せにするよ」

でも嬉しそうなお母さんの表情をみて
少し、安心したんだった。



そこからは案外、すんなり仲良くなった。


京平さんのことはお父さんと呼んでたし
蒼もお母さんと呼んでた。


蒼のことはお兄ちゃんではあったけど蒼と呼んだ
蒼は当然、藍と呼んでた


本当の家族のようだった


前のお父さんのことがあったけど
ほんとに京平さんは優しかった

だけど…




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