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I‘m yours forever
第1章 美月、傷つく
挙式を挙げた10月から2ヶ月が経過した12月。
新婚旅行、新居購入、引っ越し等
慌ただしく日々が過ぎていく中、漸く私達の日常も落ち着きを見せ始めていた。
一緒に不動産屋へと足を運び、二人で話し合って決めた新築一戸建ての家での新生活が始まって、早2週間が過ぎた12月25日のクリスマス。
運良く休日で、12月10日を皮切りに始まったクリスマスセールの最中、私はのんびり歓楽街で買い物を楽しんでいた。
今日は買い物が終わり次第、黎一さんが予約したホテルでディナーを取った後、宿泊する予定になっている。
彼曰く、「去年の埋め合わせをさせてほしい」という事だった。
彼との契約関係があったあの頃は、確かに不安的な精神状態ではあった。
けれど、ハウステンボスに連れて行ってもらい、楽しんだ記憶も十分にあるのだ。
別に必要無いよ。
今年はゆっくり家でのんびりしようよ。
そう言ったものの、「既にホテルを予約してしまった。美月は家で寛ぎたいか?」と黎一さんから返ってきてしまうと、彼の提案を断るのも気が引けてしまった。