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I‘m yours forever
第6章 どの道、美月は愛される
結局、いつも通り一人エッチをする事にはなったが、黎一さんを巻き込まずに、有り余る性欲を発散出来る事にホッとした。
絶頂後の余韻に暫し浸っていたが、再び引き抜いた玩具を挿入しようとしていた。
その瞬間、ガチャっと私の自室扉が無遠慮に開かれた。
脊髄反射のように即座に私は立ち上がると、肩から彼の背広がずり落ちるのも構わず、掃き出し窓に取り付けられたドレープカーテンに向かって一目散に逃げようとした。
が、腕力も握力もありそうな彼の逞しい手に片腕を掴まれてしまえば、ひ弱な人間等、一溜まりも無い。
私の無駄な悪足掻きは、瞬く間に失敗に終わってしまったのだ。
「自室でそんな格好をして、どうしたんだ?美月。」
黎一さんは私の片腕から掴んでいた手を離す。声色は穏やかだが、既に見下したような笑みを浮かべていた。
「ご、ごめんなさい...ご就寝中に...」
「私は何をしていたのかと聞いているんだが?質問に答えなさい。」
先程とは打って変わって、冷たい口調で私を詰問する。
その冷ややかな声にすら、性的な興奮材料となりそうだった私は、極力ゆっくりと口を開いていった。