この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
I‘m yours forever
第4章 美月は何も知らなかった 前編



「ねえ、久しぶりにご飯食べに行かない?まあ8時過ぎだから、お店は結構限られてくるけどさ。パーっと酒でも飲みながら、どう?ちなみに奢るよ?」


「え!!良いんですか?是非!」


お得な事にはすぐに飛びついてしまう私は、思わず即答でOKしてしまう。
さっきまで警戒していた自分が嘘のようだ。


「良いに決まってるじゃん!早く行こう!お互い、あんまり落ち着いて話せる機会無かったわけだし、長話しようよ。」


そう言いながら、ぐいぐいと腕を引っ張られる。彼女らしいなぁと微笑ましく思っていると、職員室の後方辺りから「美月」と自分を呼び止める黎一さんの声が聞こえて振り返る。


「終わり次第、必ず私に連絡を。迎えに行く。楽しんできなさい。」


そう一言当然のように言うと、彼は再びパソコンへと向き合い、平然と事務作業をこなしていく。


「!は、はい。ありがとうございます。」


ペコっと彼の方角へお辞儀をすると、バッグを慌てて掴み、職員室を出る。
後ろから「美月ちゃん、私の存在忘れてるから。」と茶化すような三原先生の声が聞こえ、振り返ると今度は「すみません。」と赤くなった顔を隠すように頭を下げたのだった。



/165ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ