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I‘m yours forever
第5章 美月は何も知らなかった 後編



「...............ハァー......やっぱアイツの根っこの部分は変わってねえんだな。駄目だなこりゃ。」


全てを語り尽くして、恐る恐る西條さんの顔を伺った際、彼は腹の底からため息を吐くと開口一番、そう私に告げた。


「げ、原因が独占欲なのは理解しているつもりなんです。でもそれなら尚更、子供が欲しいと思う感情が増すと思うんです。結婚出来て満足出来ているから子供は特に必要無くなったと言っていた彼の言葉に何か矛盾が生じてる気がして、そこで毎回ループして訳がわからなくなりって感じで....。」


「話聞く限りじゃ、美月ちゃんとの子作りを躊躇するような外的要因が発生してるわけでもねえからな。まあ何で急に不要と言われたのか意味が分からないって発想に辿り着くのは分かる。けど、それは奴が一般的な考え方をしていたと仮定した場合だ。アイツの場合、例外の方に当てはまるんじゃねえかと思ってる。」


「...例外...?恋愛、結婚、家庭の順番が崩れているって事ですか?」


「その喉から手が出る程、子どもが欲しかったって台詞は、まあ...俺の予想だが、かなりの修羅場だったんじゃねえか?」


「えっと...そう....ですね....振り返れば彼の独占欲が暴走してしまってたんですけど....その....彼とは当時所謂...セフレみたいな関係だったので、か、彼が私に本気だとは思えなくて...その....割愛しますが、結果、彼の嫉妬心に火を付けるような行為をしてしまい、激怒した彼に...その....無理矢理中出しセックスをされてしまって...台詞はその時ので.....」


「............美月ちゃん、本当ごめんな。完全に俺、セクハラで訴えられていいレベルだよな?😥本当悪りぃ。後、奴の狂気じみた愚行に耐えてくれた上に、結婚まで決意してくれて本当感謝してる。」


「い、いえ話の流れ上仕方ない事ですし、結婚は私も彼が好きだったので....色々衝撃でしたが、感謝されるような事ではないかと....」


「マジかよ....?その後、きちんと正式な交際期間あったのか?プロポーズの後、すぐ婚姻関係結んだんじゃねえの?」


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