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ふぞろいのザクロたち
第6章 真佐子の母
腰を打ちつけながら
吸い寄せられるように佐智子と胸を合わせる。
舌を吸いあい
互いの唾液を舐めあうように絡ませた。
「佐智子さ…ん…い、逝くっ…!」
「きて!…洋介!…んんっ」
キスしながら
一気に最後の一撃とばかりに
奥まで打ちつけ佐智子の膣に射精する。
佐智子も腰をピクピクと痙攣させ
背筋を仰け反らせた。
大きく開脚された足は
洋介の腰に回されガッチリとホールドしていた。
お互い息が乱れ
暫くその状態で身動きが取れないほどだった。
「…動かないで…そのまま
繋がったままでいて欲しいの」
「うん…」
「いつまでも洋介のを、もっと感じていたいの」
萎れてきていたが
それでも結合を維持するだけの硬さは残っていた。
というより、もっと、もっと、
佐智子とセックスがしたかった。
インターバルさえ貰えたら
また佐智子にあえぎ声をあげさせてやれる。
こんな事を思うのは彼女としてるときでも
なかったことだった。
自分は淡白な方だとその時までは思っていたのに
相手次第でこんなにも変わるものなのか…
そんな事を繋がったまま佐智子に話した。
「私も…主人以外とも結婚前には
ソコソコ経験はあるつもりだったけど…
こんなに気持ちよかったのは…
こんなにトロけてしまいそうになったのは
洋介が始めてよ」
「俺…佐智子さんと…」
これからも付き合いたい、
そう言おうとした時だった。
佐智子は優しく人差し指を
洋介の唇に当ててその言葉をさえぎった。
「安心して…抱いた責任を取れとか
子供みたいな事言わないから」
「いや、違うんだ俺は!」
真剣な気持ちで貴方を抱きました!
これからもあなたを抱きたいというつもりだった。
「解ってるわ…洋介の気持ちくらい…
でもいいの…私は今のままで満足してるから…
無理しなくてもいいの」
責任なんか取らなくても良い…
都合の良い女で良いのそう言った。
互いのニュアンスは微かに違うが
体だけの付き合いが始まろうとしていた。