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第9章 告白

「あ…ん…」

「気持ちよくなってきたの？」

「だって…そんな風に触ったら…ダメよ…」

「ここ、触ってほしいんでしょ？」

広がいきなり乳首を摘まむ。

「ひゃぁ…」

人差し指と親指で摘まんだまま、
クリクリと乳首を弄る広…

クリクリと動かしたかと思えば、
ふと摘まむ力を緩めたり、
キューっと力を入れたり、恵美里の乳首を弄ぶ。

ピタッと密着している太ももに固いものを感じる。

恵美里がくるっと体勢を変え、
広と向き合う。

そして、お湯の中を手探りで、
広の体に触れた。

「恵美里？」

「ん、仕返し…」

恵美里は茶目っ気たっぷりに微笑むと
広の硬くなったモノに手を這わせる。

先から根元へ、根元から先へ、
広の目を見つめながら優しく動かす。

どちらかともなく顔を近づけ、唇が重なった。

「ね、お湯の中でハメてもいい？」

「ん…いいけど…」

「いいけど、何？」

「私まだ広の口から
ちゃんとした言葉を聞いてない…」

「何を？」

鈍い！！ここまで鈍い男とは思っていなかった。
でも、それも広さんの個性なんだわ…

仕方なしに
恵美里から告白することにした。

「ねえ…私の事…好き？」

「好きじゃなかったらこんなことしないよ」

「じゃあ……付き合って貰えますか？」

「まだ付き合ってなかったっけ？」

どうやら広は、どこかで付き合って欲しいと
恵美里に告げた気になってたようだ。

「悪い！！俺、てっきりもう
君と付き合っているつもりになってた！！」

そう告げると広は浴槽の中で正座して
「恵美里。僕と付き合ってください」と
湯に顔を沈めんばかりに頭を下げた。

「もちろん答えはイエスよ」

恵美里は満足げに微笑むと
正座している広に
そのまま太ももを跨いで腰を落とした。



完