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ふぞろいのザクロたち
第8章 裏取り引き

情けないことに
京塚広はものの見事に勃起していた。

「おいおい、見てみなよ
あんたの艶かしい尻を見て、
こいつ勃起しちまったぜ」

「頼む!恵美里、見ないでくれ!!」

粗末なモノではないから
見られてもどうってことはないが
せめて二人っきりのベッドの中で
甘い台詞を囁き合いながら見て欲しかった。

『広さん…私のお尻を見て勃起してくれたの?
嬉しい…私、あなたに抱かれたいわ』

見つめ合う二人を緑川が横恋慕した。

「お嬢ちゃん、あんたの相手は俺だぜ
それを忘れて貰っちゃ困るな」

広に見られた裸体が疼いていた。

シャワーのコックを捻って湯を出した男が
「流してやるよ」と
シャワー片手に恵美里を抱き寄せて、
シャワーを当ててきた。

なぞるように恵美里の体を這う手にも
いけないと想いながらも感じてしまう。

「っ…あん!」

シャワーをおっぱいに当てられ声が漏れる。

「敏感なんだね?」

「うん…」

そう答えた直後、
下半身にたシャワーが当てられた。

「はっ…!あぁ、ん!」

「何を色っぽい声を出してんだよ
俺はただお嬢ちゃんの体を洗ってるだけ。
そんなに感じてもらえるとは嬉しいねえ」

楽しそうな緑川の声がして、
頭が蕩けそうになる。

「やだぁ…あぁ!んんっ…!」

「かわいいねえ。そんなに感じて…」

そう言いながら更にシャワーの水圧をあげ、
バスタブに恵美里の片足を掛けさせた。

強い刺激が安易に想像でき、
恐ろしくなって足を降ろそうとしても
男がそれを阻む。

そして、そのまま下半身の敏感な所に
シャワーの水流が当てられた。


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