この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ふぞろいのザクロたち
第2章 スカウト

お金を貰えるのなら
キスぐらいなんでもないわと
真佐子は女優気取りでそっと目を閉じた。
「おっ!いいねえ…
その顔、いただきましたよ」
ほら、女優さんの顔をちゃんと撮りなさいよ
関川はカメラマンに言葉ではそう伝えたが
手で『もっと下から撮せ』と
真佐子の股間を指差していた。
『わかっているよ』とばかりに
ビデオカメラのレンズは真佐子の膝元へ降りる。
カメラのライトに照らされて
スカートの奥のショーツが撮し出された。
膝をきっちりと閉じているので
デルタ部分しかみえないが
それでもピンク色の鮮やかさが
白い太ももと相まってセクシーだった。
「キスシーン、テイクワン!」
わざとらしく関川はそう言って
真佐子の唇を奪った。
ただのフレンチ・キスではない。
唇を関川の舌が這い回る。
そのうち唇を無理やりこじ開けて
ネットリした舌が真佐子の口の中に押し込まれた。
「うぐっ!?」
思わず関川の体を手で押し戻しそうになったが
真佐子はグッと堪えた。
『私は女優だもん…
キスぐらい受け止めるわ』
熱愛関係のカップルならば
ディープキスさえするだろう
真佐子は嫌がらずに
関川の舌に自分の舌を絡ませた。

