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第3章 泥沼の交換条件

花怜は…ずっとこうしていたい…そう言った義父の言葉に急かさせれていくように。
もっと深く…もっと強い刺激を与えなくては義父は終わらない…そう思うと肉棒を握る自らの手に当たるほどに唇をすぼめてぶつけては…亀頭のカリ首が唇に引っ掛かるところまで扱き戻してと繰り返し頭を振っていった。
溢れる自らの唾液と義父の体液を舌で撹拌するように淫らな水音を立てていく。
義父の一部とでも言うべき体液…そんなもの飲み込みたくない花怜は喉を鳴らすことなく唇の端から涎のように垂れ流していた。
顎を濡らし喉を伝い…Vネックの襟首から覗く胸の谷間までも濡らしていく。

卓司は時折…気持ちいいよ…などと伝えながら花怜の頭を撫でていく。

【一生懸命咥えてくれるのは嬉しいが…思った通り、あまり経験はないみたいだな…これはこれで教育のしがいがありそうだ…】

この稚拙な口奉仕だけで息子の孝一がどんなセックスをしているのか容易に想像できた。
炬燵の中での痴漢行為…嫌がりながらも身体は快感に翻弄されるように反応を花怜は見せた。
感じ易いのかと思ったが…身体は本当の快楽をまだ知らないのだろう。
フェラチオの仕方もゆっくりと仕込んでやりたいが…今はそこまで時間はない。

「はぁ…花怜さん、気持ちいいよ……でも…もっと深く咥え込んでくれなきゃ…なかなか逝けないかなぁ…」

花怜はこれ以上深くは無理と思いながら懸命に肉棒を唇で扱き咥え込んでいるつもりなのに…頭の上から浴びせられる義父の言葉に愕然とする。

【もっと…もっと深く？…そんなの無理…こんなに大きくて長いのに…これ以上どうしろというの…】

卓司は頭を撫でていた手を撫で這わすように下ろしていく。
花怜の耳を太い指先がなぞり…頬を撫で…花怜が咥える唇へと指先を這わしていった。

「やっぱり花怜さんにはちょっと太いのかな？…こんなに唇を突っ張らせて……」

唇を義父の指先がなぞると花怜は視線を卓司へと向けていく。
屈辱的な行為を強いられているはずなのに、花怜の瞳はうっとりと潤んでるように卓司には見えた。
唇を撫でる指先が離れると…根元を握る花怜の手が掴まれる。
その手を左膝に置くと…卓司は花怜の頭を両手で掴んだ。

「男はね…自分のモノ全てを咥え込まれることに興奮するんだよ…。孝一のは咥えてやってるんだろ？…だから私のも頼むよ…逝かせてくれるんだろ…」