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濡花 ~義理の父親に堕とされていく若妻~
第8章 温泉旅館~本章~

卓司は風呂から上がり部屋に戻っていた。
ゆっくりと温泉に浸かり内湯も露天風呂も楽しんだつもりだったが、やはり草花怜はまだ戻っていなかった。
【まぁ、女は長風呂だからな…風呂上がりのビールでもいただくか…】
部屋の冷蔵庫から瓶ビールを取り出し縁側に設えられた椅子に腰を下ろす。
グラスにビールを注ぎ、一気に飲み干した。
「かぁぁっ、やっぱり温泉に入った後のビールは最高だな…」
空になったグラスをすぐに満たすとまた喉を鳴らしていった。
眼福な庭園を眺めながら、その後はちびちびと飲んでいく。
庭を眺めながら、ずっと花怜のことを考えていた。
【まぁ、ありゃ逃げられないと悟っているのは間違いないな…。とはいえ、すぐに素直にはならんだろ…】
チェックアウトは明日の10時、卓司にとっては短いとさえ感じる時間だった。
3杯目のビールをグラスに注ぐと、まだかと時計に目をやった。
襖の向こうの扉が開く音に、
【まぁ、逃げられるはずもないわな…】
花怜が襖を開けて浴衣姿で現れる。
浴衣に羽織を身につけ前の紐もしっかりと結んである。
それでも、髪をアップに纏めた花怜の浴衣姿は色っぽかった。
「戻りました…」
花怜は脱いだ服をハンガーにかけていく。
義父に背を向け脱いだ下着をそっと鞄にしまい込む。
「おかえり…先に始めてるよ…。どうだい、花怜さんも一緒に…」
花怜は決して好んでお酒を飲むタイプではなかった。
それでも、火照った身体を少しでも静めたいと
「じゃあ、少しだけ…」
「よし、グラスと冷蔵庫からビールをもう一本もっといで…」
花怜はビールの栓を抜いて、自らのグラスを小さなテーブルに置いた。
浴衣の裾を気にするようにして義父の向かいに腰を下ろす。
空になっている義父のグラスにビールを注ぐと…
「ありがとう…さぁ、じゃあ花怜さんも…」
「すみません、ありがとうございます…」
卓司はビール瓶を受け取り花怜のグラスに注いでいく。
【羽織のせいで着けてるか着けてないかわからんな…】
「じゃあ、乾杯…」
卓司は遠慮がちに差し出された花怜のグラスに上機嫌でグラスを併せるとまた一息に飲み干した。
「はぁ…旨いね…」
「そうですね…温泉で温まったから…冷たくて美味しいです…」
義父が厭らしく見つめてくる視線を感じながら空のグラスにビールを注いでいく。
ゆっくりと温泉に浸かり内湯も露天風呂も楽しんだつもりだったが、やはり草花怜はまだ戻っていなかった。
【まぁ、女は長風呂だからな…風呂上がりのビールでもいただくか…】
部屋の冷蔵庫から瓶ビールを取り出し縁側に設えられた椅子に腰を下ろす。
グラスにビールを注ぎ、一気に飲み干した。
「かぁぁっ、やっぱり温泉に入った後のビールは最高だな…」
空になったグラスをすぐに満たすとまた喉を鳴らしていった。
眼福な庭園を眺めながら、その後はちびちびと飲んでいく。
庭を眺めながら、ずっと花怜のことを考えていた。
【まぁ、ありゃ逃げられないと悟っているのは間違いないな…。とはいえ、すぐに素直にはならんだろ…】
チェックアウトは明日の10時、卓司にとっては短いとさえ感じる時間だった。
3杯目のビールをグラスに注ぐと、まだかと時計に目をやった。
襖の向こうの扉が開く音に、
【まぁ、逃げられるはずもないわな…】
花怜が襖を開けて浴衣姿で現れる。
浴衣に羽織を身につけ前の紐もしっかりと結んである。
それでも、髪をアップに纏めた花怜の浴衣姿は色っぽかった。
「戻りました…」
花怜は脱いだ服をハンガーにかけていく。
義父に背を向け脱いだ下着をそっと鞄にしまい込む。
「おかえり…先に始めてるよ…。どうだい、花怜さんも一緒に…」
花怜は決して好んでお酒を飲むタイプではなかった。
それでも、火照った身体を少しでも静めたいと
「じゃあ、少しだけ…」
「よし、グラスと冷蔵庫からビールをもう一本もっといで…」
花怜はビールの栓を抜いて、自らのグラスを小さなテーブルに置いた。
浴衣の裾を気にするようにして義父の向かいに腰を下ろす。
空になっている義父のグラスにビールを注ぐと…
「ありがとう…さぁ、じゃあ花怜さんも…」
「すみません、ありがとうございます…」
卓司はビール瓶を受け取り花怜のグラスに注いでいく。
【羽織のせいで着けてるか着けてないかわからんな…】
「じゃあ、乾杯…」
卓司は遠慮がちに差し出された花怜のグラスに上機嫌でグラスを併せるとまた一息に飲み干した。
「はぁ…旨いね…」
「そうですね…温泉で温まったから…冷たくて美味しいです…」
義父が厭らしく見つめてくる視線を感じながら空のグラスにビールを注いでいく。

