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恍惚の日々
第3章 裏腹
「それにしても真っ黒だなあ(笑)よしよし、じっとして。」


まさかの展開。


かなえは、バスルームでも仔犬のまま。
着ぐるみなんだから、脱いで洗えばいいことなのに…だ。

ムクムクの着ぐるみにシャワーをかけて、更にボディーシャンプーをタラタラ。

仔犬は四つん這いのまま、飼い主に洗われていた。


ブクブク

ゴショゴショ

ゴシゴシ

ジャブジャブ


石鹸のいい匂いと、まるで躯を摩られているような、ほんわかいい気持ち……

うっとりとしていた。



「はぅんっ!」

「ん?気持ちいいの?ここ?ここは何ていうところ?」

「んふっ…ふうーん…」

「犬はふうーんって言う?あはーんって言う?」

「クィーーン!キャンッ!ンキャンッ!」

「何か感じてるの?厭らしい仔犬だなあ…発情してるみたいだ(笑)」


「ここは、おっぱいっていうんだ。ここはね、厭らしい女がヒンヒン鳴くところでね(笑)そして…」

「ンキャッ!ンクッ!ンクッ!」

「乳首っていうんだけど、淫らな人間の女も、そうやってよがり狂うポイントさ。仔犬のくせに恥ずかしくないのかな(笑)」


恥ずかしいに決まってる。
でも、躯は疼いて、欲しくて、欲しくて仕方がないのだ。

もっと恥ずかしかったのは、感じ過ぎて、漏らしてしまったこと……



そんなこと……言えないよ……


気付かれてるとも知らず、かなえはどんどんスピードを上げ、淫らな躯に変わっていく。
認めたくないプライドは、もはや崩壊寸前だった。


だめよ、私!こんなこと、明日で終わりよ!私は淫乱でも変態でもないわ!しっかりして!私。



頭と躯は裏腹のかなえだった。



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