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恍惚の日々
第5章 脱皮
中心から温かくトロリとしたものが溢れた。
虚ろなかなえの微かな思考が、昨日までの自分と違う淫らさに気付いていた。
これも…私?
いえ。
これが…私。
24年間、奥深く、静かに、その眠りから醒めるのを待っていた。その時が来た?
深い眠りを醒ましたのは桐谷淳之介。
この男が、織本かなえの本性を呼び覚ました。
桐谷淳之介でしか呼び覚ますことが出来なかったに違いない。
元彼との退屈は、この私の本性を見出だせなかったから。
ああ、もうそんな理論付けなどいらない。
躯が蕩ける…
熱い……
「淳之介さまぁ……」
内股を伝う、淫靡な蜜は下へ下へ伝い、フロアを濡らした。
「かなえ、新しい衣装だ。」
真っ赤な首輪が嵌まる。首輪から下がる2本のチェーン。チェーンの先に首輪と揃いの腕輪。
後ろに回した手首に腕輪がひとつずつ。バラバラだった手首同士が南京錠でひとつに括られた。
胸をさらけ出し、抵抗など出来ない状態。
形のいい、グラマラスな乳房の先端が、淫靡なかなえを主張するように勃起していた。
「虐めたい、いい躯だ。」
桐谷の片側の口角が上がり、瞳が鈍く光った。
「足を開いて。」
「貞操帯だよ。排泄管理は私がする。」
虚ろなかなえの微かな思考が、昨日までの自分と違う淫らさに気付いていた。
これも…私?
いえ。
これが…私。
24年間、奥深く、静かに、その眠りから醒めるのを待っていた。その時が来た?
深い眠りを醒ましたのは桐谷淳之介。
この男が、織本かなえの本性を呼び覚ました。
桐谷淳之介でしか呼び覚ますことが出来なかったに違いない。
元彼との退屈は、この私の本性を見出だせなかったから。
ああ、もうそんな理論付けなどいらない。
躯が蕩ける…
熱い……
「淳之介さまぁ……」
内股を伝う、淫靡な蜜は下へ下へ伝い、フロアを濡らした。
「かなえ、新しい衣装だ。」
真っ赤な首輪が嵌まる。首輪から下がる2本のチェーン。チェーンの先に首輪と揃いの腕輪。
後ろに回した手首に腕輪がひとつずつ。バラバラだった手首同士が南京錠でひとつに括られた。
胸をさらけ出し、抵抗など出来ない状態。
形のいい、グラマラスな乳房の先端が、淫靡なかなえを主張するように勃起していた。
「虐めたい、いい躯だ。」
桐谷の片側の口角が上がり、瞳が鈍く光った。
「足を開いて。」
「貞操帯だよ。排泄管理は私がする。」