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私の彼は…若頭なんです。
第1章 愛に包まれた心和。
パジャマのボタンが一つ一つ外されていく。


はだけたパジャマの下からは右京さん好みの清楚な白で薄いピンクの桜の花びらがあしらわれているブラジャーが姿を現した。


そして私の胸元にはキラリと光るチェーンが。

そのチェーンには指輪が付いており

指輪には大切な思い出が詰まってるんだ…。



「いつも…肌身離さず付けてんだな。」


チェーンに手を絡め、指輪に口付けをする右京さん。


胸がドキッとするぐらいその行動が絵になる。




「私の宝ものだから……お風呂に入る時以外はずっと付けてるよ…。」


「そっか……。宝ものか」


「うん…。」


あの日…私が右京さんに想いを告げた日、右京さんは私の右指に照れくさそうに指輪を填めてくれたのだ。


「この指輪は恋人の証に、高校卒業したら婚約指輪だ、そして…大学卒業したら…マリッジリングを填めてやるからな…別れてくれって言ったって俺は一切お前を手放す気はないから覚悟しとけよ……お前の将来はずっと俺の隣だ…愛してる。」



そう誓ってくれた右京さん。


だから私も右京さんの誓いを立てるように肌身離さず付けているのだ。



私の大切な大切な宝物。
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