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生きた少女を生贄に
第2章 生け贄
「なぜ訳分からなくなるのじゃ…簡単の事ではないか。我がを祀っとる神社とこの蛇族にある祠が繋がっておるのじゃ、そちが祠に入れられた瞬間、我がの力でこちらに引き寄せたのじゃ、お前の中に少しの抵抗があってこちらに引き寄せるのに手間が掛かってしまったがな(笑)」



「そうなのか……。そいじゃ!オラを食うたりせんとはどう言う意味じゃ」



「生け贄…言葉にしたら残酷かも知れぬが…生け贄には意味が幾つかある…肉体全てを食い力にする者も居れば…肉体と肉体を交じり合わせて力を獲る物もいる…。蛇は丸飲みが主流じゃが…我がにはそれはあまり好かん。だから丁寧に丁寧に愛して交じ合いがら精気を少しずつ貰うのがいい。」



「精気を吸い取られ続けた生け贄は最後はどうなる?」


「そうだな…体の相性が良くなきゃ精気を吸ったって力にはならん、その者には悪いが人間界には帰れず、仲間の餌となってしまう。何人か居たなそんな輩が。もちろん相性が良くても精気を吸い取られ続けたら死には確実…だが体を共有…互いね精気を分け与え続ければ死ぬことはない。」



もっとも…人間が蛇に化けた我がを本気で好きにならんと最後の答えは効かんがなと

とこか遠くを見つめながら彼はそう言った。



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