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第2章 生け贄

「っ……！」



「ん…どうした？」

「あっ……いえ…なんだか…美味しそうに蛙の丸焼きを食べてたから……ちょっとびっくりって言うか…なんて言うか…」


「美味いぞ？一口食えば忘れられん味じゃ…お前は今後ここに住む者として、こういった食材に慣れれば好きになるはずじゃ」


今後ここ住む？

「んだオラ、ここに来てがら気になってたこどあんだが、聞いでもいいが？」


「聞きたいとは何をじゃ…」


「オラは村に雨を降らす為にアンダの生け贄としと水神神社の祠の中に入れられだ…。」




「そうじゃな…我がもその一部始終をこの目でしかと見ととけていた。」


「オラは…その神社の祠の中で使い人が来るのを待っていたはずなのに気が付いたら…アンダが居てここに連れてこられだんだ。」


もうそこでオラは何が何だか訳が分からん無くなってきだんだ。