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生きた少女を生贄に
第2章 生け贄
そのまんま、そっと敷いてあった布団に寝かされた。

美雨はまだ座ったまんまだったが、 ずっとオラの目を捕らえて離そうとはしない。

体が少しずつ熱くなる


「ん…」


見られてるだけなのに、


「ふっ……ん……」

とオラの声が漏れてしまう


スルスルと着物の帯が外されて行く。


未だなお、美雨はオラに触れてはいないのに、何かがオラの体をなで回している



「や…何だ…体に何か居る。」


「なんだ…つまらん。すんなり分かってしまったか?」


ポッと小さな灯りオラの体を照らす。


その灯りに照らされ、オラの目に映ったのは無数の蛇だった。


「あ…嫌……なんだっ…」


「これ暴れるな…お前が何もしなきゃ小奴らは噛んだりはせぬ、毒も持っとらんから安心せい、小奴らは我がの分身だ…」


そう言い差し出された手、

美雨の手の皮膚が突然に盛り上がり…その盛り上がった物は美雨の中でノロノロと蠢いていた。


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