パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第3章 生け贄の証

「涙が止まったのならば、そろそろ行くぞ」

「あぁ…行こう。早くこの証を見せたい…。」


数分後…。


昨日、宴が行われた屋敷へと着いた。

オラ達の姿に最初に気づいたのは、香絵さんだった。



「美雨様！滝様！どうなさったのですか？！」


「３日間の契りは無しだ…。」


「それはどういうことですか！美雨様」


「この人間とは交わることすら出来なかったのですか！！」


美雨の一言にヒソヒソ話を始める者（蛇）が居た。


睨まれてるような変な感覚になりギュッと美雨の着物を掴んだ。

蛇に睨まれたら蛙と言う諺（ことわざ）とはこんな時に使うのだろうか…。

逃げようと思えば逃げられるのに…怖くて足が竦んでしまう。

そんなオラに美雨は肩を抱き寄せ