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第2章 新生活

逢里は2階の西側の奥の部屋に案内された。


ピンクと白の部屋はレースがヒラヒラとたくさん付いたシーツやカバーばかりのお姫様部屋に、気持ちも高ぶっていた。

母と部屋が離れてさみしくはあったけど、



「ママはお仕事があるから、お部屋は別なのよ？」



そう言われると、納得する。



「一緒に寝られないけど、逢里ちゃんはもう大丈夫よね？」



淳子はしゃがんで逢里に目線を合わせて言ってくるので、頷いた。