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砂漠の月、星の姫~road to East~
第2章 第二夜【国境の月~road to east~】
「これからどこへゆく?」
カシュガルの問いにタリムは微笑んだ。
「東へ」
「東か、陽の昇る方角か、悪くはないな」
カシュガルもまた屈託のない笑いを浮かべ、空を振り仰いだ。いつしか月は傾き、その輝きを徐々に失いつつある。代わって、東の空が次第に明るさを取り戻していた。
長い砂漠の夜が明けたのだ。
二人は顔を見合わせ、手を取り合ったまま立ち上がった。
(第二夜【国境の月】了 )
☆ 明日から第三夜-最終話へ ☆
カシュガルの問いにタリムは微笑んだ。
「東へ」
「東か、陽の昇る方角か、悪くはないな」
カシュガルもまた屈託のない笑いを浮かべ、空を振り仰いだ。いつしか月は傾き、その輝きを徐々に失いつつある。代わって、東の空が次第に明るさを取り戻していた。
長い砂漠の夜が明けたのだ。
二人は顔を見合わせ、手を取り合ったまま立ち上がった。
(第二夜【国境の月】了 )
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