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砂漠の月、星の姫~road to East~
第1章 第一夜【砂漠へ~road to oasis~】
どうやら、自分が夕べ砂漠にいたのは事実のようであった。戸惑った末、光香子はシャワーを浴びて躰の砂埃を洗い流し、木綿のシャツとスカートに着替えると、階下のフロントへと降りていった。
見覚えのある顔があり、何故か光香子はホッとした。昨日、チェック・インしたときに笑顔で対応してくれたフロント・マンがいる。まだ早朝のせいか、ロビーは閑散としており、人影は見当たらなかった。