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羊にご用心!?
第5章 ~甘い永遠~

「アルが罪人と言うなら私も同罪だわ」
「そうですか…………では、いつか夢が覚めるその時まで……罪に溺れてしまいましょ」
アルはふんわりとした白銀の髪を揺らし、少年のような愛くるしい大きなスカイブルーの瞳を綻ばせ、ニコリと微笑みながら言った。
「どうして……そんなに笑って居られるの?」
「……お嬢様が、好きだからです」
包み隠さず、直球に投げつける言葉は心にずっしりと響く。
本当に……意味がわかってる?
でも、アルの笑顔を見ているとわかっていないのは自分の方なのかも知れない。
そんな気がした。

