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真逆な2人
第1章 出会い

透はギャルで賑わう繁華街で、周りと明らかに違う佇まいで立ち尽くす1人の少女を目にした。気になって近づいてみると、少女は目に涙を浮かべていた。
「どうしたの?」透が優しく声を掛けると、少女は「お財布なくしちゃった」と言って、その場に泣き崩れてしまった。「お財布にはいくら入ってたの?」という透の問いに少女は暫く経ってから「2万円。お母さんからもらったお小遣いで洋服買おうと思ってたの」と答えた。
少女はよく見ると童顔だが、服装や化粧の感じから、透には高校生に見えた。高校生の女の子にとって2万円は安くない。というか45歳の透にとっても2万円は決して安い金額ではなかった。
だが少女を不憫に思った透は「これで今日買いたかった服を買ってきていいよ」と言って、財布から2万円を出して少女に渡した。少女は驚いた様子で「何で?」と聞いてきた。透が「かわいそうだから」と答えると、少女は「本当にいいの?」と言って笑顔をのぞかせた。
透が優しく微笑みながら「いいよ」と言うと、少女は「そしたら買った服を見せたいから、この辺で待ってて」と言って、嬉しそうに繁華街に足を向けた。
「どうしたの?」透が優しく声を掛けると、少女は「お財布なくしちゃった」と言って、その場に泣き崩れてしまった。「お財布にはいくら入ってたの?」という透の問いに少女は暫く経ってから「2万円。お母さんからもらったお小遣いで洋服買おうと思ってたの」と答えた。
少女はよく見ると童顔だが、服装や化粧の感じから、透には高校生に見えた。高校生の女の子にとって2万円は安くない。というか45歳の透にとっても2万円は決して安い金額ではなかった。
だが少女を不憫に思った透は「これで今日買いたかった服を買ってきていいよ」と言って、財布から2万円を出して少女に渡した。少女は驚いた様子で「何で?」と聞いてきた。透が「かわいそうだから」と答えると、少女は「本当にいいの?」と言って笑顔をのぞかせた。
透が優しく微笑みながら「いいよ」と言うと、少女は「そしたら買った服を見せたいから、この辺で待ってて」と言って、嬉しそうに繁華街に足を向けた。

