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真逆な2人
第1章 出会い

正確な年齢はわからないが、たぶん高校生であるだろう少女に主導権握られっぱなしの会話が、透は楽しくて仕方なかった。未成年の子と遊ぶのはリスクあるが、透は璃々愛と一緒に居られるのが、嬉しくて仕方なかった。
気がつくと、ファミレスに入ってから1時間ほど経っていた。「今日はまだ時間ある?」透が小さな声で言うと、半円形のソファーで対面に座っていた璃々愛は、透の左横に移動してきて、透の耳元で「透は私に惚れちゃったの?」と囁き、悪戯っぽく笑いながら「もっとデートしたいの?」と言葉を続けて、透の手を握ってきた。突然の急接近と呼び捨てに驚いた透は、ドキドキしすぎて固まってしまった。
そんな透をよそに、璃々愛は「お父さんさぁ、今度はいつ東京に帰ってこれるの?」と、隣りの座席にも聞こえるくらいの声で、無邪気な笑顔を浮かべながら言った。呼び捨ての直後にお父さんと呼ばれた透は、完全に璃々愛に翻弄されていた。
気がつくと、ファミレスに入ってから1時間ほど経っていた。「今日はまだ時間ある?」透が小さな声で言うと、半円形のソファーで対面に座っていた璃々愛は、透の左横に移動してきて、透の耳元で「透は私に惚れちゃったの?」と囁き、悪戯っぽく笑いながら「もっとデートしたいの?」と言葉を続けて、透の手を握ってきた。突然の急接近と呼び捨てに驚いた透は、ドキドキしすぎて固まってしまった。
そんな透をよそに、璃々愛は「お父さんさぁ、今度はいつ東京に帰ってこれるの?」と、隣りの座席にも聞こえるくらいの声で、無邪気な笑顔を浮かべながら言った。呼び捨ての直後にお父さんと呼ばれた透は、完全に璃々愛に翻弄されていた。

