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真逆な2人
第1章 出会い

ファミレスに入ると少女は、先ほど会ったばかりとは思えないくらい打ち解けて、透に色々と質問をしてきた。
「オジサンって何歳?」
「45だよ」
「結婚してるの?」
「してないよ」
「じゃあ彼女は?」
「いないよ」
「彼女は欲しい?」
「そりゃあ欲しいよ」
そんな遣り取りの後、少女は「今度また会ってくれる?」と言ってきた。そして返事に戸惑ってる透に「今日買った服着てるの見てもらいたいなって思ったんだけどダメ?」と言葉を続けた。そんなことを言われたら断る理由もなく、透は少女とまた会う約束をし、お互いの名前や番号とアドレスを交換した。
「オジサンは何て呼ばれたい?」
「何でもいいよ」
「そしたらお父さんでもいい?」
「いいけど何でお父さんなの?」
「お父さんずっと海外で寂しいからオジサンにお父さんの代わりしてもらえたらなって思ったんだけどダメ?」
「ダメじゃないけど…」
「それにお父さんって呼んでればオジサンがお巡りさんに捕まることもないかなって」
「そっか。わかった。ところで璃々愛ちゃんって何歳なの?」
「内緒!」
「内緒なんだぁ」
「うん!内緒。それより璃々愛ちゃんじゃなくて璃々愛って呼び捨てで呼んでね。じゃないと周りの人から本当のお父さんに見られないでしょ」
「そうだね」
「はい!じゃあ言ってみて」
「オジサンって何歳?」
「45だよ」
「結婚してるの?」
「してないよ」
「じゃあ彼女は?」
「いないよ」
「彼女は欲しい?」
「そりゃあ欲しいよ」
そんな遣り取りの後、少女は「今度また会ってくれる?」と言ってきた。そして返事に戸惑ってる透に「今日買った服着てるの見てもらいたいなって思ったんだけどダメ?」と言葉を続けた。そんなことを言われたら断る理由もなく、透は少女とまた会う約束をし、お互いの名前や番号とアドレスを交換した。
「オジサンは何て呼ばれたい?」
「何でもいいよ」
「そしたらお父さんでもいい?」
「いいけど何でお父さんなの?」
「お父さんずっと海外で寂しいからオジサンにお父さんの代わりしてもらえたらなって思ったんだけどダメ?」
「ダメじゃないけど…」
「それにお父さんって呼んでればオジサンがお巡りさんに捕まることもないかなって」
「そっか。わかった。ところで璃々愛ちゃんって何歳なの?」
「内緒!」
「内緒なんだぁ」
「うん!内緒。それより璃々愛ちゃんじゃなくて璃々愛って呼び捨てで呼んでね。じゃないと周りの人から本当のお父さんに見られないでしょ」
「そうだね」
「はい!じゃあ言ってみて」

