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ラブカルチャースクール
第7章 LOVE Lesson コウセイ
衝撃的だった…。

プライバシーの為に、生徒同士が顔を合わせ無い様に細心を計っているから、他の人の情報は一切入って来ない。

まさか…ここで、ラブカルチャースクールの生徒が居て、よりにもよって『セイジ』の名前を聞かされるなんて…。

ズキン…。

セイジは、やっぱりみんなにも、優しいんだね…。

そうだよね…レッスンだもん…誰にでも平等に優しくて、誰にでも私にしてくれた様にレッスンするんだ。ズキン…ズキン…。

『密約』もみんなとしてるのかな。

ズキンズキン…。

『寂しいな。』って、囁いてるんだろうか…。

ズキズキズキズキ…。

セイジとのレッスンが、私には凄い宝物なくらい大切だったのに…。

所詮『生徒』なんだから…そこに『特別』は、存在していないわよね…。

それからも、後ろからテクニックやら、レッスンの内容とか途切れ途切れに聞こえてくる…。

セイジ以外の講師の話もしているが、耳がシャットアウトし始めた。

沙知絵が小声で

「なんか…琴海の後ろから、凄い話し聞こえるんだけど…。」

「うん…。」

「大丈夫?顔色悪いよ!経験値少ない琴海には、刺激的過ぎるんじゃない。」

「ははは…そうかも…。」

ケーキを一口食べるが、味がしない…。

これが現実なんだ…独占コースを受けるのが自信なくなりそう…。

ゴクリと飲み込むのが苦しい。

私はセイジに頭がいっぱいで、俺様『ハヤト』の事は念頭からスッカリ抜けていた。


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