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ラブカルチャースクール
第7章 LOVE Lesson コウセイ
レッスンの日 

エレベーターが降りて来るのをボウ~と待っていた。

このドアが開いたら、セイジが出て来ないかな…。

そしたら、こないだの事も気にしないでいられる気がした。

チーン!

ドアの向こうには…誰も居なかった。

「ふふ…当たり前よね…。」

ちょっと運命を感じてみたかったんだけどな…。

エレベーターに乗り込み、降りる階数と閉まるボタンを押して、外の景色が狭まって消える瞬間…

「待って!」

ガンッ!!

「きゃっ!」

隙間から、手が入って来たのでドアが自然と開くが、一応ボタンも押した。

誰か乗りたかったのかな?

「すみません!」

「え…。」

入って来たのは…セイジだった。

私が呆然としてると

「琴海さんだったかぁ~!良かった!」

そう言って、無邪気に笑っている。 

「コン…ビニ…?」

「そう!コンビニに行ったんだ。行くと何故か、琴海さんに会えちゃうんだね!」

「そう…。」

この笑顔は、皆にも向けられてるんだもの…。

「他の人には会わないのに…不思議だなぁ~。これならコンビニ行くの期待しちゃうよね。」 

「へっ?何で…。」

どうゆう意味。

「琴海さんに…会えるからさ…。」

セイジの視線がとても優しい…何で…そんな事を…

「セイジ…あのね…。」

「うん?」

チーン!

エレベーターは意地悪にも、絶妙なタイミングで目的の階に到着してしまった。

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