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ラブカルチャースクール
第2章 入会
瞬間

『クス…』

え…笑い声…?
やっぱり悪戯?

『あ、失礼しました。こんな勢い良く出られた方は、初めてだったもので。』 

ドッキン!

甘い声と『初めて』と言われた事に、胸の奥が小さく跳ねる。

「す、すみません!本当に連絡くるなんて思わなくて。」

『いえ…本当に失礼致しました。どうかお気を悪くなさらないで下さい。ラブカルチャースクールのヤナセと申します。』

「ヤナセさん…。」

『はい。今回、琴海様の受け窓口を担当させて頂きたいと思います。』

琴海様なんて…くすぐったいし、とにかく優しく響く甘い声だけで、酔いしれそうになる。

「思います…って、決まりじゃないんですか?」

不思議な言い回し。

『はい…やはり特殊なカルチャースクールなので、この電話の時点で、止められる方もかなりいらっしゃいますので。出来たら、希望な気持ちで言っておりますが。』

こんな優しく言われたら、希望を叶えてあげたくなる。

「どうすればいいんですか?」

『ご質問、有難うございます。では、最初のご説明から入らせて頂きます…。』

それから20分程、入会の案内をされた。


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