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ラブカルチャースクール
第9章 LOVE Lesson ハヤト
今日はレッスンの日。

今のレベルの最終日…。

次のレベルには、久々のセイジを指名する予定だ。

そう思うと、ウキウキしてしまいそうな自分と、先日の罪悪感が入り交じる。

セイジたちは、旦那の為だから気にする事ないって言っていた…。

確かに少しの変化で、セックスへの不安が薄れた。

いつも一方的なセックスに感じたのは、お互いが冷めていたからなのかも…。

私が感じただけで、旦那の動きも、翌日からの態度も微妙に変わった。




あの日…朝食を作っていたら、旦那が声を掛けてきて

「琴海…大丈夫か?」

「おはよう~!何が?」

「…昨日、直ぐ寝たから…疲れてたんじゃないかなと。」

そんな労り、ここ最近聞いてなかった。

「あ…大丈夫です。気持ち良かったから…そのまま、寝ちゃったみたいで…。」

その言葉に、照れ臭そうだけど口元は笑いながら

「それなら…良かった…。ご飯食べようか。」

「はい。」

そして、ハムエッグを載せるお皿を棚から出してくれた…。 




有り得ない…今までなかった…。

否応なしに、カルチャースクールの威力だわ!

「ちゃんと、卒業しなきゃね…。」

でも…それは、講師たち…セイジとのお別れの時なんだ…。

ズキンッ!

この痛みは…何なのかな…。

更に痛みが大きくなっていくなんて、この時はまだ予想も付いていなかった…。

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