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ラブカルチャースクール
第9章 LOVE Lesson ハヤト
どうしよう…でも…一か八かだわ…。

「そのまま…レッスン続けます。」

「…畏まりました。琴海様なら、そう言われるかと…。」

このヤナセを誤魔化す事なんて出来るかしら…無理な気がするけど…。

「講師は…誰にされますか?」

「はい…。」

どうしよう…一気にハヤトで埋めたら怪しまれるだろう。

一回一回で指定していくのがいいかしら…

「ハ…ハヤトで…。」

ドックン…心臓が跳ねる。

「ハヤト…で、いいんですか?」

わっ!聞き返された!!

「は、はい!今度は逆周りにしてみようかと!」

ヤナセは、ジッと見据えたまま

「…セイジじゃなくて…いいんですか?次から、本番が始まりますよ。」

うっ…ヤナセさんストレート過ぎる!

「はい…セイジは…独占コースがあるので…それまでは、他の方でもいいかなと…。」

「琴海様…何かありました?」

ギックゥ~!

あぁ!やっぱり、ヤナセさんは何か勘づいてるんだ。

でも、言ったらスクールの規定に、引っ掛かるかもしれない!

「何かとは~?」

何とか作り笑顔をしてみる。 

「…無いなら良いんですが…ハヤトですね。スケジュールを確認してみます。場合によっては他の講師を選抜しても宜しいですか?」

「あっ…はい。大丈夫です。」

やっぱりハヤトは、人気あるのかな…。

レベルが変わるから、またスケジュールが違うのかも。

他の講師になってしまったら…ハヤト怒るかな…。

キーボードのエンターキーを押して、ニッコリと

「畏まりました…。次のレッスンもお待ち申し上げます。」

ヤナセの麗しい微笑みで、今日のレッスンは終了した。

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