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ラブカルチャースクール
第12章 Lesson 悲観
秋刀魚がいい感じに焼けた頃、旦那が帰って来た。
「ただいま…。」
玄関のドアが閉まる音と共に
「お帰りなさ~い!」
元気良く出迎える私に
「今日は、魚か?」
「うん!秋刀魚が安かったの!」
「そうか…着替えてくる。」
また淡々としてるが、前は無言で着替えに行ってたから、かなり変化した…何より毎日
『帰るメール』が来る!
だから、魚もタイミング良く焼けた。
やっぱり疑ってるのかな…チラリとテーブルに視線を移す。
その先には、ヤナセが用意したマッサージスクールのパンフレットが置いてある。
気にしてくれるかな…白々しいかな…。
アリバイ工作にドキドキしてしまう…ヤバい…顔に出ちゃうからバレるかも。
折角、ヤナセがここまで完璧にしてくれたんだ…嘘を突き通す…ラブカルチャースクールも…私の気持ちも…。
ドックン…ドックン…。
いつもの人任せばかりの自分じゃいけない…あの人との時間を守りたい…。
そう思った瞬間、何でも出来る気がして、スッと何かが抜け落ちた。
旦那がリビングに現れて、椅子に腰掛けると、パンフレットに目がいった。
「あなた、ビールでいいかしら?」
晩酌の種類を聞くと
「ああ…ビールで…琴海、このパンフレットは…。」
キタ!!
「マッサージスクールのパンフレット!見せたかったのよ!」
興味を持たせる様に、話し出した。
「ただいま…。」
玄関のドアが閉まる音と共に
「お帰りなさ~い!」
元気良く出迎える私に
「今日は、魚か?」
「うん!秋刀魚が安かったの!」
「そうか…着替えてくる。」
また淡々としてるが、前は無言で着替えに行ってたから、かなり変化した…何より毎日
『帰るメール』が来る!
だから、魚もタイミング良く焼けた。
やっぱり疑ってるのかな…チラリとテーブルに視線を移す。
その先には、ヤナセが用意したマッサージスクールのパンフレットが置いてある。
気にしてくれるかな…白々しいかな…。
アリバイ工作にドキドキしてしまう…ヤバい…顔に出ちゃうからバレるかも。
折角、ヤナセがここまで完璧にしてくれたんだ…嘘を突き通す…ラブカルチャースクールも…私の気持ちも…。
ドックン…ドックン…。
いつもの人任せばかりの自分じゃいけない…あの人との時間を守りたい…。
そう思った瞬間、何でも出来る気がして、スッと何かが抜け落ちた。
旦那がリビングに現れて、椅子に腰掛けると、パンフレットに目がいった。
「あなた、ビールでいいかしら?」
晩酌の種類を聞くと
「ああ…ビールで…琴海、このパンフレットは…。」
キタ!!
「マッサージスクールのパンフレット!見せたかったのよ!」
興味を持たせる様に、話し出した。