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ラブカルチャースクール
第14章 NEXT Level E
ドキドキ…。
ニッコリ笑って…ぎゅうぅ…ニッコリ笑って…ぎゅうぅ…ニッコリ…。
コウセイのレッスンから、呪文の様に心の中で繰り返す。
もしこれで、旦那との距離感が縮まって、心が通い合える様になったら……
今だったら、この『恋心』を消していけるのかな…。
ズッキン……。
「痛っ…。」
胸の奥に、小さな痛みが走る。
「はぁあぁ…ダメダメじゃない…。」
実は、何回もこの葛藤の繰り返しである…情けなくて泣けてくる。
旦那へもセイジへも…中途半端…。
私の今までの人生の延長線上のまま…。
変わりたくて、『ラブカルチャースクール』に通い出したのに…このままでは、私は自分の小さな『弱さ』と『自尊心』に塗り潰される……
そして、変わらない日常に『後悔』する…。
「嫌だな…変わりたい…。変わりたいのよ…。」
無意識の様に、繰り返す…その時
「ただいま…。」
旦那が、帰って来た。
「お帰りなさい!」
ちょっと、驚いて声を張り上げてしまって、玄関に出迎えに行く。
「…元気だな…火掛けてるならいいから。」
一応、気遣い…悲しいかな…ここでキュンとこない。
「うん…弱火で、煮込んでるから大丈夫よ…。」
「そうか?」
旦那の上着を受け取って、ペタペタと後を付いて行く。
ニッコリ笑って…ぎゅうぅ…ニッコリ笑って…ぎゅうぅ…ニッコリ…。
コウセイのレッスンから、呪文の様に心の中で繰り返す。
もしこれで、旦那との距離感が縮まって、心が通い合える様になったら……
今だったら、この『恋心』を消していけるのかな…。
ズッキン……。
「痛っ…。」
胸の奥に、小さな痛みが走る。
「はぁあぁ…ダメダメじゃない…。」
実は、何回もこの葛藤の繰り返しである…情けなくて泣けてくる。
旦那へもセイジへも…中途半端…。
私の今までの人生の延長線上のまま…。
変わりたくて、『ラブカルチャースクール』に通い出したのに…このままでは、私は自分の小さな『弱さ』と『自尊心』に塗り潰される……
そして、変わらない日常に『後悔』する…。
「嫌だな…変わりたい…。変わりたいのよ…。」
無意識の様に、繰り返す…その時
「ただいま…。」
旦那が、帰って来た。
「お帰りなさい!」
ちょっと、驚いて声を張り上げてしまって、玄関に出迎えに行く。
「…元気だな…火掛けてるならいいから。」
一応、気遣い…悲しいかな…ここでキュンとこない。
「うん…弱火で、煮込んでるから大丈夫よ…。」
「そうか?」
旦那の上着を受け取って、ペタペタと後を付いて行く。