パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第14章 NEXT Level E

リビングまでの短い距離で、旦那の背中を追っ掛けて

ニッコリ、ぎゅうぅ…ニッコリ、ぎゅうぅ…。

「ブツブツと、何か…用事か？」

いきなり振り向かれた。

どうやら気が張り過ぎて、呟いてたみたいだ。

「あっ…えっと……。」

「なっ…琴海…？」　

気付いたら、抱き付いてしまっていた。

あっ…ニッコリ出来なかった！

貼り付いてる私に

「……転けたのか？」

「ち、違うっ…抱き付いたの…。」

改めて言うと変な気もするんだけど…こんな事も言わないと解らないのかしら…。

「え…また、どうして？」

わぁ～！！いちいち聞かないでよ～！　

「だ…抱き付きたかった…の…。」

「………。」

無言だし…。

仕方ない…離れよ……なっ！！

えっ！わっ！きゃあぁ！？

パニックになった……だって…旦那が私を抱き締めたから…。

自分で、抱き付いておいて、実際されるとビックリするもんだわ。

「…あなた…。」

「最近の君は…積極的だな…。」

「そ…そう？…あなたと、仲良く…したいじゃない…。」

言ってる事は…嘘じゃないけど、嘘みたい…。

「琴海…。」

えっ……ウソ…。　

旦那が私に………キスしてる…。