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ラブカルチャースクール
第21章 Lesson in 独占
「はぁ……はぁ…。」

呼吸を整える私の身体をセイジは優しく、包みこんでくれてボソッと呟いた。

「ごめんね…琴海さん…。」

「な、何で…気持ち良かったよ!」

セイジは身体中のあちこち、甘くキスをたくさんしてくれた。

凄く大切にして貰ってる、気分になった…。

何か今までのレッスンと違って感じたのは、独占コースだからかな。

「俺…講師失格だね…。」

「えっ…。」

ドックン…どうゆう意味…。

「琴海…さん…。」

「セイジ?」

胸の中から顔を上げると、セイジは細める目が揺らめいて見えた。

「次のレッスン…は三日後かな?」

珍しいな…予定聞くなんて。

「ううん…今ね、旦那が出張だから、いつもより多目に来ようかと思ってて…。」

「えっ…出張中?だから…。」

『だから…』多分、こないだの実家の事だろう。

誰かに聞かれてる訳じゃないが、お互い『タブー』を意識してか、その事に触れない様にしてるのが解る。

「うん…だから…宿題も頑張るね!」

「宿題……あぁ…ははっ!したい時にすればいいから!」

セイジは笑って、抱き締める腕にギュッと力がこもった。

「したい時に…自習みたいね…。」

「うん…自習でいいから…中途半端にしちゃったから、また今度続きしようね。」

レッスンの話しなのに…なんか凄くエッチに聞こえちゃう…今更か…。

こんなピロトークが、出来ちゃうなんて…本当に幸せだな…。


旦那が出張中なのに…

そんな罪悪感が、薄れてしまっていた。

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